ギターの歴史

ギターの歴史

最初の起源は弓だった!?

アコースティックギターについて話をしてきましたが、最後に少し歴史についても勉強してみることにしましょう。そもそもアコースティックギターとは一体いつ頃から歴史の表舞台に出てくるようになったのか、というのも調べていくうちに気になるところだ。というより、何かを勉強するなら先ずはそのことについて原点回帰して起源を学んでいくことから始めていけば、より深く理解すると同時に好きになれるのではないだろうか。そんなわけでこれよりアコースティックギターを含めたギターに関する歴史について考察していこうと思うが、先ずはその始まりについて話をしていこうと思うのだが、ギターを始めとした弦楽器の先祖として上げられているものは、何と人類が狩りの道具から人殺しの道具としても扱うことになる、世界でも歴史の古い武器である『弓』が全ての弦楽器の起源となっているそうだ。研究によると、木の実を付けたり弦を多く張って、弦同士を共鳴させたりしていたと考えられています。また古代の壁画などに記載されていた資料等の情報によると、紀元前3,700年以前からギターに似た楽器はあっただろうと言われています。研究内容に基づいて似た楽器として開発されていった楽器の種類についても、後の現代でも聞いたことがある、もしくは見たことがある楽器も含まれてくる。

共鳴箱を付けている楽器
ビンナムタオ・セレベスの竪琴・グリンパオ・シタール・リュート
弦同士の共鳴による楽器
キタラ・ロッタ・クロッタ・ハープ・リラ

弓の弦を用いて鳴らす音は、それぞれの用途に応じて現代でも利用されている楽器が後に生まれることになる。独立した楽器が誕生することになるわけだが、ギターに関してはこの2つの共鳴法を取り込むことによって開発された楽器となっていると考えられている。またギリシャ時代においては、弦楽器に大きな意味をもたらすことになる。そんな大きな転換期を迎えることになった要因としてあげられる点が、

  • 共鳴胴が板で組み立てられるようになった
  • 接着されたブリッジを持つようになる

この二つによってブリッジの接着を可能にしたとも言われている。このまま発展して行くことになるのかと思われたが、その後中世までの約1,000年近い時間の中でギターそのものの発展においては新しい発見は生まれていないという。

そうした時代変遷においてどのようにしてギターが誕生することになったのかですが、先ほど紹介した共鳴箱を伝える楽器として後にギターの直接的な先祖とも言われているリュートがヨーロッパに伝わることで、ギターが世界で初めて誕生することになる。

ギター誕生の歴史

ギターの直接的な先祖となるリュートは711年、ムーア人のイベリア半島占領におけるスペイン経由でヨーロッパに伝わったことがギターがその隆盛を築き上げることに成功し、さらに15世紀を発端としてギターは最もポピュラーな楽器として人気を博していくことになります。ですが、そう簡単にギターが誕生するわけもなくこの歴史においてリュートそのものは当初楽器として重要な役割を演じられるようなこともなかったため、『ビウェラ』と呼ばれる楽器が誕生することになる。このビウェラは言うなれば西洋梨を半分にカットしたような丸みを帯びた形をしていますが、この形は現在市場を出回っているギターの形となっている。その後ヨーロッパでギター族とビウェラが発展したことによって、スペイン舞踏に改良されてギターへと変化していったと考えられています。

名称についてははっきりとした起源がはっきりとしていないところがある、それはこの頃の文献上でよく散見されているものとして『ギターラ』というものがあるからだ。このギターラが何を指しているのかについてだが、正直なところいまだに判明していないのが本音だった。そもそもギターという言葉そのものが登場してくるようになったのを確認が取れたのは、16世紀頃に作られた史実においてはっきりと記載されていたことが確認されている。ただそれも確実に証明できる資料が残っているわけでもないため、書物と絵画二つを見比べてみてもはっきりとギターそのものだとはっきりと点と点が結びついているとは言い切れない部分があるという。

中々難しい問題ではあるが、とにかくギターは中世ヨーロッパを起点として音楽の主流楽器として台頭して行くことになりますが、歴史を紐解いていくとあまり解読できていない部分が浮き彫りになっているところが出てくる。この件については今後も研究していかなければならない題材だろう。

ルネッサンスギターとバロックギター

それから文化的革命が巻き起こることになる中世ヨーロッパ期において、歴史的に有名なルネッサンス期とバロック期においてもギターの存在は等しく大きな存在感を醸し出している。この時代に作られたギター、答辞でいうところのリュートに近い形となっているがルネッサンス期にあったギターのことを今で言うなら『ルネッサンスギター』といい、バロック期に作られていたギターの事を『バロックギター』と呼ばれています。両者共に現在のギターに近い原形を保っているが、文化的な違いなどによって若干の違いが出て来ている。その違いとしては、ルネッサンスギターの場合は弦の数が4コースとなっており、さらにバロックギターは弦の数が5コースとなっているなど、音階の幅として考えるならバロック期になればなるほどギターで奏でられることが出来る音階が広がったといったということなのだろう。音楽的に大きく発展したのもどちらかといえばバロック期となっているので、その時代の特色に合わせて作られているのかもしれない。

ただバロックギターの場合、当時の貴族などが愛好していたこともあって豪華な装飾が施されているものもあるなどされているという。装飾を施されているギターというのも正直どうかと思うが、それだけ当時から音楽を楽しむための道具として愛好されていた証なのかもしれない。